いとぶろ

いとうくんの楽しい毎日

ネタバレしてるので読まない人だけ読んでください

どうも、トッププリチャンアイドルのいとうくんです。元気です。この前同期にあったときに「いとうくんお仕事疲れちゃったな^^;」とこぼしたけどあんまり真に受け取ってもらえませんでした。なんでだ。いとうくんお仕事疲れちゃったな^^;この気持ちをみんなにきちんと伝えるべく『虚空の目』を読みました。面白い。いとうくんも今度みんなで原子力発電所とか行ってこようかと思います。待っててくれみんな、いとうくんがパーペキな世界を作っておくから。

カリフォルニア州に建造された巨大な陽子ビーム偏向装置が突如暴走事故を起こし、八人の男女がまきぞえとなった。その一人、ジャック・ハミルトンは、ほどなく病院で意識を取り戻す。身体には何の異状もなかった。だが、そこは彼が知っている現実世界とは違った、奇怪な宗教に支配される世界だったのだ。八人はもとの世界に帰る方法を探り始めるが…。高名な傑作初期長編。 

最初の世界で主人公とクイズバトルをすることになった職員の人が祈りの力で主人公の口を封じたり天使に答えを教えてもらうところなんかは少年漫画みたいでワクワクしますね。ネタ自体はいまではもうあまり珍しくもなくなってしまった、人の精神のなかの世界のお話なのですが、想像力豊かな展開やギミックは色褪せることなくキラキラ輝いてますね。いいですね。羨ましいです。いろいろな世界を駆け巡るのもいいですね。とくに、前半ではじっくりと異世界の異の部分に読者を浸しておいて、後半はぐるぐる世界がめくるめくスピード感にはしびれます。緩急の付け方って大事なんですね。素晴らしい小説なのではないでしょうか。おかしいな。全然書くことが浮かんでこないですね。実はそんなに面白くなかったのかもしれないです。あとは解説者の人が熱心にお話されていてその熱心ぶりにまだここは小説の続きなんじゃないかと怖くなりました。とくに、ここは抱腹絶倒のシーンで、と丁寧に笑いのポイントを解説されているところなんかはあまりにもいとうくんの世界の倫理とはかけ離れていて怖かったです。やっぱり解説なんて読むもんじゃないですね。なんかそんな適当な言葉しか出てこないです。いとうくんほんとに疲れちゃってるのかも^^;

おわり。

虚空の眼 (サンリオSF文庫)

虚空の眼 (サンリオSF文庫)