いとぶろ

いとうくんの楽しい毎日

日記です

たくさん本を買った。たくさん、と書くとバカな人たちがたくさんってどれくらいですか〜???とバカにしたような目で訊いてくる。本来ならバカの相手をしている暇なんてないが、それではバカの人たちがずっとバカなままでそれはあまりにも忍びないので特別に僕は回答する。本をたくさん買った、というときのたくさん、とは2冊以上のことを指します。おめでとう!これは日記です。まず土曜日、朝早くに目が覚めたので駅前の本屋へ。『火事場のバカIQ 申』(榎本俊二と木下古栗の共通点について考えさせられる)と『ものするひと②』(漫画はすごい)を買う。帰り道に古本屋で『死が二人をわかつまで』(青春)『その可能性はすでに考えた』(青春)『死刑』(たぶん読まない)『現実宿り』(坂口恭平って誰なんだ……)を買う。その後ライブを観に行くために下北沢へ行く前に新宿紀伊國屋へ行く。『アオイホノオ⑳』を購入。下北沢までの電車のなかで読む。細野不二彦って誰なんだ……。ホノオくんが漫画家になってから感情移入が難しくなってしまったのがかなしい。下北沢では『絶対安全文芸批評』(佐藤論が載ってたので)『書くことについて』(王の言葉)『化石少女』(麻耶雄嵩って誰なんだ……)を買う。カバンが重くなる。京都に帰りたくなる。京都に住んだことなんか一度もないのに、京都に住んでいた記憶だけはしっかり残っていて混乱する。頭の奥にある、鴨川の橋の下で殺人鬼と一晩語り合ったこの記憶はなに?混乱しているとライブが始まる。生まれてはじめてMCバトルを生で観た。みんなうまくてびっくりした。想像以上にたくさんのラッパーがいたことにもびっくりした。すごい。このなかを生き残っていくのは大変だ、と他人事ながら思った。ま、ヒップホップに限らず、どこも似たような状況なわけだけど。需要に比べて供給が多すぎる……。終わったあとハハノシキュウと少し話せたのでよかった。わーい。でもタバコの煙がすごくて体調が悪くなったので瞬時に帰った。夜は明けて日曜日。映画を観るために渋谷に行く。映画は埋まっていて観れなかった。予約というものができないので足を運ぶしかない。まんだらけで『火事場のバカIQ 午』(天才)『火事場のバカIQ 羊』(鬼才)『All those moments will be lost in time』(西島大介の本はおもしろいのとおもしろくないのの差が激しい)『あどりぶシネ倶楽部』(細野不二彦って誰なんだ……)『もう安心。』(とり・みきの漫画は一冊だけ読んだ記憶があるけどなんてタイトルだったか覚えてない)を買う。それからKOHHVRのやつを観る。KOHHと目線があってドキッとした。上下に椅子が動いて怖かった。人が多すぎるので中野へ。ここも人が多い……。まんだらけで『手品先輩①』(おっぱい)『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション⑤』(どんな話だったか忘れた……)『つるつるとザラザラの間で①』(青春)を買う。腕が痛いので一旦荷物を家に。それから銭湯に行く道中に『おはなしして子ちゃん』(芥川賞作家)を購入。少しだけお酒を飲んだら眠たくなったので帰る。そして、眠る。朝になって目が覚める。嫌だなと、うだうだ10分くらい布団のなかでウェブマンガを読む。外は寒い。でもずっとこうしているわけにもいかないし、もういい加減起き上がらなきゃなと思いながらも起き上がれずに、週末に買って積み上げられたままの本たちを眺める。ただ本を買っているだけで、買った本は一冊も読んでないし、読む気もない。お金を使うことで心の隙間を埋めているだけで、何に消費するかはそこまで重要なことではない……。ただ消費するためのお金を今日も稼ぎに行く僕はまだ布団のなか。