いとぶろ

いとうくんの楽しい毎日

世界①

僕(いとうくん)はちょうど読み終わったばかりの『きみとぼくの壊れた世界』を放って改めて布団にくるまった。なんて寒さだ。まだ外の景色を見ていないからわからないが、今日は雪が降るらしい。まあ、こんな日の早朝から起き抜けに読み残していた小説のエンディング部分を読むというのも悪くはない。そこから、今度は二度寝に突入しようというのだから、三連休の出だしとしては及第点といったところだろう。うーん、しかし。たしかこの小説を前に読んだのは僕が大学1回生の頃で、あれからすっかり時間が経っているとはいえ、こうまで内容を覚えていないというのは、まあ毎度のことながら、自分にがっかりせざるを得ない。なんで、こうもポンポンといろいろなことを頭の中から抜け落ちさせてしまえるのか。我ながら情けなくなる。おかげさまで小説を読み返すたびに新鮮な気持ちで楽しむことはできるが……。『きみとぼくの壊れた世界』にしたってそれなりに楽しめた。僕は決して西尾維新の良い読者とは云えないけれど、世界シリーズについては好意的なつもりだ。一番好きな小説は『少女不十分』だけど。唯一最後まで読んだシリーズは戯言シリーズだけだけど。しかし、西尾維新も腐ってもメフィスト賞作家。ミステリについて書かせるとやっぱ気持ち悪い。でも読み返してみて僕が一番印象に残ったのは病院坂黒猫の援交だろう。そういうのには弱いんだよ。モロ性癖なのだ。