いとぶろ

いとうくんの楽しい毎日

大変だね

どうも、研修が終わってついに本当に社会人へと成ってしまうのか!?いとうくんです。研修が終わってしまうので寂しくなって同期の気に入ってる女の子に対してかまってオーラを出しまくってたら逆になんか距離を置かれてしまいました。とほほ。人付き合いって難しいですね。さて、部署内に出回っているいとうくんの自己紹介シートの趣味の欄に読書とあるのに今月に入って一冊も本を読んでいないことに気づきこのままでは趣味の欄が詐称になってしまうのではと怖くなって本を読みました。山内マリコさんの『選んだ孤独はよい孤独』です。帯に「女のリアル」の最高の描き手・山内マリコが「男のリアル」をすくいあげた新たなる傑作!とあって惹かれて買ったやつです。短編集だったので3秒くらいで読めました。感想は……当たり前だけどみんな大変だなぁ、と思いました。あまりにも当たり前すぎてもうその言葉からはなんの意味も汲み上げることもできなくなってしまったけれど、性別とか、年齢とか、学歴とか、生まれとか、そういうの関係なく、みんな大変なのです。そして、小説の役割はみんなが大変だということをたった一つの生しか生きることのできない僕たちに、伝えることにあります。みんな大変だということを、みんなが語ることで、僕たちに伝わるのです。ありがとう小説。ありがとう物語。ありがとう、すべての書き手に――。

おわり。

選んだ孤独はよい孤独

選んだ孤独はよい孤独