いとぶろ

いとうくんの楽しい毎日

ゴールデンウィーク備忘録①

1日目

 滅入る。9時頃起床。荷物が来るので午前中は家に引きこもる。トイレと床の掃除をする。11時ごろ荷物が届く。『生活考察vol.6』と『コミティア30thクロニクル』の1巻。『生活考察vol.6』の海猫沢めろん先生の文章に感動する。見習いたい。珍しく夜は出歩かず家でおとなしくする。テロ、テロ、テロ、テロ……。

 

2日目

 滅入る。10時頃起床。『はぐれアイドル地獄変外伝V ボイス坂』を読む。面白い。人生舐めた女の子が声優を目指す物語ときいてパッと出てくるのはガーリッシュナンバーだけど、それよりもずっと面白かった。おそらく時代の先を行き過ぎていたんだと思う。この主人公は今のインターネット上だったらめちゃくちゃウケると思う。完全版書き下ろしでガッツリセックスシーンが入っているのでやっぱりウケないかもしれない。打ち切りのせいで描かれなかったエピソードのなかから、おそらく読者が一番望んでいないシーンをわざわざ書き下ろすって、それテロじゃん。テロ、テロ、テロ、テロ、テロ、テロ……。

 夜は銭湯に行って、お酒を呑んで眠った。

 

3日目

 滅入る。11時起床。数十件着信がある。全部ヒプノシスマイクから。折返しかけてみるが、つながらず。また着信拒否されてるっぽい。知らんがな。

 今日は荷物を受取るために荻窪のほうまで足を伸ばす。『コミティア30thクロニクル』の2と3が届いたのだ。早稲田通りを荻窪方面に歩いたことはなかったのでちょっと新鮮。こっち側は結構ロードサイド感が強い。汗だくになりながら荻窪ゆうパックセンターに到着。無事荷物を受取る。それから荻窪駅のほうへ歩き、洋食屋でご飯を食べる。洋食屋は家族連れで賑わっていた。厨房がちょっと険悪なムードでちょっと緊張した。

 肉体的にも精神的にもクタクタになって家に帰り、『コミティア30thクロニクル』を1巻から読み始める。武内崇メイドさんは魔女』、TAGRO『R.P.E』、南研一『SUMMER SONG』が面白かった。久しぶりに武内崇の性癖に触れて嬉しくなる。

 具合が悪く、早めに眠った。

 

4日目

 滅入る。『コミティア30thクロニクル』の2巻を読む。今井哲也『カレーLOVE!!!』、panpanya『地下行脚』、ハトポポコ『もぐもぐ食べる4コマ』が面白かった。panpanyaが新宿の地下には虎がいるというので真相を確かめるため新宿へ行く。広大な地下をぐるぐる廻るが虎、見つからず。なぜかずっと同じところをぐるぐる廻ってしまう。無意識下で防衛本能が働き、非日常へ至るルートを回避してしまっているのかもしれない。仕方ないので諦めてウインズへ。ロードヴァンドール、ズブズブになって沈んでいく。なぜかこの結末を僕は知っている気がする。だからあまり落ち込まなかった。

 一度家に帰り、シャワーを浴びてから高円寺に呑みに行った。

 

5日目

 滅入る。朝はやく起きてしまったので、駅前の喫茶店に行き、途中になっていた佐藤哲也『シンドローム』を読む。神。僕が大学時代に読んだ青春小説のなかでも群を抜いて良い。佐藤哲也は天才。

 午後は家で『コミティア30thクロニクル』の3巻を読む。おざわゆき『COPYMAN』、水寺葛『教えてあげよう』、犬上すくね『未来の恋人たち』、青木俊直『ロックンロール2』が面白かった。『COPYMAN』や『ロックンロール2』など、大変読み応えがあってすごい。こんな漫画を同人誌で描くなんてどうかしている。読み終えてしばらくクラクラしていた。オチをのぞけば『教えてあげよう』が一番感動した。

 夜、ヒプノシスマイクから電話がかかってくる。30分ほどの無言のあと、一言だけ「ごめん」と言われた。わけがわからずかけ直してみるも、やはり着信拒否。腹が立ってそのまま眠る。

 

6日目

 滅入る。なぜか体調が優れず一日中寝ていた。布団のなかでルネッサンス吉田『中年卍』を読む。ホモじゃないけど面白かった。コンビニ弁当を食べてウトウトしながら中村一義のアルバムをリリース順に聴いた。祈り。もうゴールデンウィークも折り返し地点だ。少しさみしい。久しぶりに大学時代に戻った感じがして、結構楽しいんだけどな。

 

つづく