いとぶろ

いとうくんの楽しい毎日

東京で働きます。

タイトルの通りです。東京に行きます。さよなら僕の4年間と僕の3年間。

東京。

なんてことない平凡な地方都市で『凹村戦争』や『灰色のダイエットコカコーラ』や『世界の終わりの終わり』を読んで育った平凡な高校生の僕にとって、東京は一つのゴールだった。人生のすべてが黒く光り輝く夢の国だった。フィクションの上にフィクションが塗りたくられた魔法の城だった。懐かしいなぁ。

東京行かせろ。

呪詛のように延々とそう繰り返していたあの頃の僕はもういない。「配属地 東京」の文字を見たとき、僕は普通にやったー、と思った。それだけだったよ。どこに行ったってそこは黒く光り輝く夢の国でも魔法の城でもないみたいだ。終わりはこない。社会が続く。

僕はまだ走り続けなきゃいけないらしい。やれやれ。

つづく。