いとぶろ

いとうくんの楽しい毎日

20190610(月)_雨

 唐突に日本語ラップにまったく何の興味もなくなってしまった。チョキン。今誰がイケてるとか何が流行りとかどうでもよくなってしまったよ。Power DNAとAndrewの違いもよくわかんないし、Leon Fanourakisのアルバムも聴いたけどよくわからなかった。ヤングトウカイテイオーとかもよくわかってない。調べたら昔トウカイテイオーっていう馬がいたらしいけど……。これからはハハノシキュウ、野崎りこん、ジメサギ、ミン・チャン・ベイビー、tofubeats、dodoの曲しか聴かないと思います。昨日はずっと『たまこラブストーリー』の曲を聴いてましたし。洲崎綾はすごいんだぞ。洲崎西のアニメだって面白かったし。

田島列島『水は海に向かって流れる』

水は海に向かって流れる(1) (KCデラックス)

水は海に向かって流れる(1) (KCデラックス)

 

お、おもしろ……!おそらく今年一番おもしろい漫画だった。前作に匹敵する魅力的なキャラクターたち……愛おしい。漫画は色々なキャラクターがいて色々なキャラクターがそれぞれ自分の考えを持って自分の意思で動くような物語を書くのに最も適した表現手法なんじゃないかと特に何の根拠もなく勝手に思い込んでいる僕に田島列島は強烈な説得力をくれるから頼もしいぜ。石黒正数の新作があんまりおもしろくないから田島くんには期待してる。早く2巻が読みたいぜ。3巻も読みたい。田島列島は描けるキャラクターもモチーフも実はレパートリーは決して多くない説が有力なので、次作、次々作と何を書いていくのかも楽しみだぜ。僕だけはわかってあげたい。

山口つばさ『ブルーピリオド』 

ブルーピリオド(1) (アフタヌーンコミックス)

ブルーピリオド(1) (アフタヌーンコミックス)

 

お、おもしろ……!主人公特化型の『ヒカルの碁』みたいな感じだ。今、ちょうどプロ試験の真っ最中だ。登場人物表を見ると癖のある多彩なキャラクターが賑わっている印象だが、実際読むと他のキャラクターは主人公が次の段階へ進むための舞台装置でしかないのでビビるぜ。イカれてやがる。そんな主人公八虎くんが「人との縁」をテーマに一つのカタストロフに到達した瞬間僕は感動のあまりぶっ倒れてしまった。漫画は色々なキャラクターがいて色々なキャラクターがそれぞれ自分の考えを持って自分の意思で動く物語を書くのに最も適した表現手法じゃなかったのか!?自信が揺らぎました。あと努力コンプレックスなので絵にのめり込み驚異的なスピードで進化していく八虎くんを見ていると苦しくて仕方がなかったです。早く5巻が読みたいです。

城平京『虚構推理 岩永琴子の出現』

虚構推理短編集 岩永琴子の出現 (講談社タイガ)

虚構推理短編集 岩永琴子の出現 (講談社タイガ)

 

個人的には5話「幻の自販機」が一番面白くて、次いで4話「ギロチン三四郎」。ほかは同列。ミステリとして一番おもしろいのは多分4話。3話は漫画で読んだほうが面白そう。1話と2話はまずまず。岩永琴子の、絶妙に品のある下ネタのクオリティがレベルアップしていたので感動した。

そんな感じですね。

おわり。