いとぶろ

いとうくんの楽しい毎日

20190708(月)_雨

 どうも、いとうくんです。24歳です。先日、とうとう無趣味人間になってしまったので、休日何もすることが思い浮かばず気がつけばいつもどおりWINSにいました。馬券を買う。ハズレ。馬券を買う。ハズレ。馬券を買う。アタリ。馬券を買う。ハズレ。馬券を買う。アタリ。これって何が面白いんだっけ?僕の心は冷え切っていたよ。それでも、僕が現役馬で唯一応援しているロードヴァンドールが七夕賞で3着に残ったのは素直に嬉しかったです。おめでとう!今週は僕が現役馬で唯一応援しているメートルダールが函館記念を走るので楽しみです。

 

あむんぜん

あむんぜん

 

  お、おもしろ……!涙が止まらなかった。全編、最悪に最悪を上塗りしたような内容だったので夜更かしして読んでしまいました。夜更かしが見つかってお母さんに怒られました。最悪だ。次の日、会社で眠くて眠くて上司の人に怒られました。最悪だ。

「GangBang The Chimpanzee」

  不運にも動物園のチンパンジーにケツ穴をガン掘りされてしまった男性が犯されている映像が流出したことに怒って動物園に乗り込んだら不運にも動物園のチンパンジーにケツ穴をガン掘りされてしまいその映像も流出してしまったので今度こそ怒って動物園に乗り込んだら不運にも動物園のチンパンジーに食べられてしまうというお話でした。つまりBLですね。チンパンジー×主人公。最後は主人公が愛するチンパンジーと正真正銘一つになれたので本書にしては珍しいハッピーエンドでした。感動する……。僕は負けヒロインも好きなので、素直になれずちょっかいをかけて主人公の気を惹くことしかできなかった園長が不運にも動物園のチンパンジーに顔の半分を齧られ両目を潰されながらも主人公にチンパンジーを倒す武器を渡すシーンで涙が止まらなくなりました。感動した。

「あむんぜん」

 脳みそを直接いじくり回すことで超能力を発動できる少年あむんぜんと、超能力実験に付き合いあむんぜんの脳みそをいじくり回すやまPのお話でした。そうです、BLですね。不良のマギーにあむんぜんをネトラれ、超能力でジャングルジムを丸めたり廃墟の窓ガラスを割ったりしているのをただ見ていることしかできないやまPの心境を思うと胸が痛みました。不良のマギーに脳みそをいじられ、ついにテレポーテーションをしてしまったあむんぜん。あむんぜんを失い、途方にくれるやまP……。ネトラレのポイントをいい具合についてきて気持ちいいです。だから最後、やまPが不良のマギーにフェラさせられそうになったところをテレポーテーションしてきたあむんぜんが助け、共倒れするシーンには涙が止まらなかった。純愛だ……。本書にしては珍しいハッピーエンドでした。しかし、あむんぜんはもう、そこにはいないのだ。赤い粉になって消えてしまったのだ。実質新海誠

千々石ミゲルと殺し屋バイブ」

 借金で首が回らなくなってしまった主人公チチヨはゲロとウンコを食べる<ウンゲロ>に放り込まれるが、結局ウンコもゲロも食べることができず、一緒にウンゲロに来ていたヤクザのタカと彼のアパートで息をひそめるように生活しヤクザのチツローから逃げるお話です。うーん、BLだ。チツロー×タカです。タカが望むままにタカの身体を毎日ずっと洗いつづける献身的なチチヨと、それを知らずタカを想い続けるチツローの姿に涙が止まらなかった。ついに恋のライバル・チチヨを見つけたチツローはチチヨの瞼を切り取ろうとします。狂った愛のなせる技です。そこを透明人間になったタカにやられてしまいます。愛した人に殺される……一見バッドエンドに思われますが、最後、透明人間になったタカの切ない瞳を見つめながら天国へ逝けたチツローの姿はハッピーエンドと云っても良いのではないでしょうか?そういう描写はありませんでしたけど、本作にしては珍しいハッピーエンドでした。透明人間になったタカがチチヨのもとを去る際、チチヨの書いている小説のタイトルを決めるシーンがあり、そのタイトルが「千々石ミゲルと殺し屋バイブ」なのですが、この<バイブ>は本当は<バイブル>でありつまり「千々石ミゲルと殺し屋バイブル」が正しいタイトルなんじゃないかというのがチチヨの読みですが、まあ、そういうことです。

「あんにゅい野郎のおぬるい壁」

 疲れてきました。シャブ中のおしっこを蒸発させてシャブをとるよう命じられたあなたは日夜キクチが運んでくるおしっこを鍋で沸騰させる日々を送っていた。ある日、窓の外から差し込む光が実はキクチの子どもヒロシからのメッセージだと気づいたあなたは劣悪な環境下で少年ヒロシと少しずつ心を通わせていく。しかし、実はヒロシは保険金のために育てているにすぎないことがキクチの口から明かされ、キクチはヒロシを先程車の前に突き飛ばしてきたと云う。怒り狂ったあなたはキクチを殺し、知り合いの闇医者のところにヒロシを運ぶ。ギリギリ一命をとりとめたヒロシ。しかし、あなたのもとにはヤクザのイシが。イシはあなたが自分を裏切り殺そうと目論んでいると勘違いし、あなたを殺そうとする。殺されたくないあなたは真夜中の動物園に逃げ込むが、朝方、見つかったのはゾウの肛門に突っ込んで絶命したあなたの姿だった……。と、つまりBLです。それと、二人称で語られるお話です。犯人は読者です。少年×中年です。ショタものです。ヒロシが攻めです。当たり前じゃないですか。一見バッドエンドに見えますが、ヒロシは助かっているので本書にしては珍しいハッピーエンドでした。感動した……。純愛でした。疲れてきました。

「報恩捜査官夕鶴」

 ヘマばかりのだめ警官・四票のもとに突然現れたFBI捜査官・おつうの類まれなる操作力で数々の難事件を解決し、それと共に出世していく四票ですが、おつうが推理をする際は必ず現場のまわりをブルーシートで囲うため誰もおつうがどうやって推理をしているのか知りません。しかし、上司や世間の好奇心は募り、ついにおつうの推理方法が明かされてしまいます。それは被害者の肛門を舐めることでした。世間におつうの推理方法が広まってしまい、おつうは被害者の肛門に塗りたくられた猛毒に死んでしまいます。だが、おつうの推理力はその場を目撃していた上司二人に宿っていたので容疑者2万4千人の肛門を舐め、地球に衝突する隕石を撃墜するためのミサイルを動かす暗号を知っている人から暗号を聞き出して殺した犯人を見つけ、なんとか地球を救うというお話でした。理由を話すまでもなくBLでした。理由を話すまでもなく本作にしては珍しいハッピーエンドでした。感動した。僕はこの本のなかでこのお話が一番好きです。

「ヲタポリス」

 オタクがひどい目にあうけどなんやかんやあってハッピーエンドになるお話でした。理由を話すのはめんどくさいので省きますが、BLでした。あと、柴田勝家に取材をしたらしく、真に迫ったオタク描写でした。本作にしては珍しいハッピーエンドでしたが、本作のなかで一番不快でした。

 

 まあ、そんな感じですね。今週は休みを2日取っているので実質五連休ですが、例のごとく全く何もやることがないしやる気も起きないので、誰かたまにはいとうくんを外に連れ出してください。土曜日はいとうせいこうのイベントに行きます。

おわり。